武田信玄が,陣中食として食べていたと言われるほうとう。
古くから,稲作に適した土地の少ない山梨では,ほうとうや吉田のうどん,そばなどの粉食文化が根付いています。
ほうとうは,季節の野菜とともに煮込み,一品で栄養がたっぷりとれるため,
戦や畑作の合間の食事として重宝されたようです。
今日の給食は,
・ほうとう
・千草焼き
・せ
いだのたまじ
・巨峰ゼリー
・牛乳
です。
せいだのたまじは,上野原市棡原(ゆずりはら)地区の郷土料理です。
「たまじ」と呼ばれる小粒のじゃがいもを,無駄なく食べるために生まれた料理で,
「せいだ」とは,江戸時代の飢饉の際に,じゃがいも栽培を広めた中井清太夫(なかい せいだゆう)という人の
名前からつけられました。
山梨の味噌で味つけをしたほうとうやじゃがいもは,寒い冬にピッタリでした。