入学式の式辞でこんなことを述べた。…………………………………………………………………………………………………………………………………………本年度から新たに始まることがたくさんあります。先ず,二年生に行う職場体験,これは丹波山村で実施します。本校の特色である全校音楽の他に全校英語,この時間は日本語は使えません。英語だけです。日常的な英会話をマスターします。また,地域の方から生き様を学ぶ道徳を三回,季節部として相撲部の創設,相撲部は関東大会を目指します。ぜひ入部してください。そして,郷土芸能のささら獅子舞です。ささら獅子舞はよく知っていると思います。丹波山小菅地区研究協議会での研究授業もあります。
………………………………………………………………………………………………………………………………………… 今年度新たに行う教育活動である。今,地域の人材や資源,地域の財源を多く取り入れ行っている。そして,生徒たちの可能性を広げ伸ばそうと考え,季節部として相撲部を創設した。2年後には関東大会出場も夢ではないと思った。入部を募ったが希望者は1人。みんなそれぞれ事情があるのだろう。
5月26日(木),初めての練習。PTA会長さんの紹介で,大学まで相撲をやっていた方が指導をしてくれた。まわしの付け方・結び方,四股の踏み方,そしてあたりの練習。生徒はふうふう息を切らしながらも夢中に練習に励んでいた。常設の卓球部の練習の後にも関わらず夜遅くまで。
そんな中,困った情報が入った。県総合体育大会の日程である。卓球と相撲が同じ日になったとのこと。おそらく卓球は県総体に出場できるだろう。相撲もオープン参加のため出場できる。
「どちらかに出場するか,自分で決めさせよう」と生徒に託した。
昨日(5月30日)朝読書の前,
「校長先生,県総体ですが卓球にします」「そうか」
「部長なのでそうします」
部長として卓球を選択。重たい言葉である。個人の都合ではない。部長として全体を考え士気が下がらないように自ら決断したのだろう。すごい責任感である。相撲部として県総体の出場はなくなりしばらく休部となるが,そんな責任ある重い言葉で休部ならよろこんで休部にしよう。
支部総体(卓球)まであと1週間となり,練習時間も6時10分となるが,3年間練習してきた成果を発揮してもらいたい。そして,6月4日(土)の県選手権相撲大会では思う存分力を発揮して欲しい。そのためにいっぱい声援を送ろう。