11月29日(火),今日の6校時は全学年揃っての一斉道徳。指導者(講師)は教頭先生でした。
『2番目の悪者』という絵本を用いた授業でした。この本のあらすじは次の通りです。
次の王様を決める選挙が行われました。皆のために身を粉にして働く銀色のライオンが人気でしたが
「我こそが王様にふさわしい」と考えた金色のライオンが、根も葉もない銀色のライオンの悪い噂を流します。
噂を聞いた動物たちは金色のライオンを信じ、みるみる内に銀色のライオンの悪い噂は広がってしまいます。
結局、金色のライオンが王様に選ばれますが、国は滅んでしまいます。
自分が王様になるために嘘の噂を流した金色のライオン,嘘の噂をされても何の手立てもしなかった銀色のライオン,本当かどうかも確認せずに噂を広めてしまった動物たち。
一体、タイトルにある『2番目の悪者』とは誰のことだろう?ーサブ発問
生徒たちの多くは,1番目に悪いのが噂を流した金色のライオン,2番目に悪いのが『噂を広めてしまった動物たち』と答えました。たくさんの仲間の意見を聞き、色々な考え方に触れた授業でした。そして,自分たちの実生活とも照らし合わせ,主題である「公正・公平な見方」をじっくり考え,『噂を信じてしまうことがあるから,しっかりと自分で確かめたい』『SNSなどにもたくさんの情報が流れてくるけど,何が真実かしっかりと見極めたい』などの感想が出ました。