第1回PTA定例会を実施しました。
今月実施される全校登山や6月実施予定の親子ふれあい活動についての提案がありました。
また,学校長から次の資料が提示されました。
麻薬探知犬,ゼノ-ダメな犬なんて,いない-
成田空港をはじめとする全国の空港で大麻や覚醒剤等の密輸を防いでいるのが麻薬探知犬である。今,約130頭が活躍している。 その麻薬探知犬の育ての親は菊池昭洋氏である。 訓練センターにやってくる犬はほとんどが1歳程度(人間で云えば18歳)である。ハンドラー(犬を扱う人)が指示しても始めは動こうともしない。挙げ句の果てには,訓練中に小さなタイヤで遊び始める始末。そんなとき,彼は少しもイライラする様子を見せない。犬を激しく叱って厳しく接することもない。いつも穏やかな表情で,犬たちを優しく誘導する。
訓練犬の中に,強烈な個性を放つ犬,ゼノがいた。鼻に全神経を集中させなければならないのに,ゼノは目に頼る。目に頼っていては,麻薬の微かなにおいを嗅ぎ取れない。さらにゼノは気性が荒い。菊池氏の部下たちはほとほと手を焼いていた。 そんなある日,菊池氏は暗闇訓練を行った。麻薬を探し始めて数10秒後,目が利かない暗闇の中,ゼノは持ち前の集中力で「深い嗅ぎ方」のコツをつかんだ。菊池氏は,担当ハンドラーに,正しい嗅ぎ方で麻薬を見つけたときはゼノを力一杯褒めてやるようアドバイスをした。2ヶ月後,ゼノは麻薬探知犬の試験に合格した。
菊池氏は語る。 ******************************************************************* 犬も人間も同じ生き物です。やる気を出したときやハンドラーと息がピッタリ合ったときには,計り知れない力を発揮できるんです。だから,最も力が発揮できる環境を作ることが大切なんです。 欠点に見えることでも,うまく育てると強みになるんです。だから,ダメな犬なんていない。どんな犬でも,可能性を持っているんですよね。うまくいかないときは,犬が悪いのではない。私の育て方が悪いんです。その犬に合った育て方を見つけられていないだけなんです。 NHKプロフェッショナルより *****************************************************************
菊池氏が語る,「犬」を「子」に変えて読むと非常におもしろい。
力が発揮できる環境を全教師,保護者,地域で創り上げたいと思う。
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